「せんせ…………」




助けを求めるような




顔と声で俺を見つめてきた




弥冬を抱き締めたい衝動にかられた。






くそっ………




ここが、誰もいない教室なら





抱き締めるのに…………





なんて思いながら……




でも、ダメだと自分に言い聞かせて





弥冬から視線をそらした。






ごめん、弥冬……………