「……………怒らないから、本当のことをいいなさい」 子供をあやすような 言い方で話しかけてきた校長先生。 交互にあたしと先生を見る。 「………はい…付き合ってます………」 重い口を動かしたのは、 先生で。 「でもっ……だからって、他の生徒と差別なんて……………」 「わかってるよ」 言葉を被せてきた校長先生。 「わかってるさ……」