先生に 「少しはあたしの気持ちわかってよ!!」 そう叫んで、 生物室を出ようとした。 すると――…… 「待てよ」 そう言って、 立ち上がったあたしの 腕を掴む。 振り払おうにも、 力が強すぎてできなかった。 「離して」 「やだ」 やだって……… 子供みたいなこと言わないでよね! あたしは、 怒ったんだから!!