「どうしよ………」



いや、別に嫌なわけじゃないんだけど


ただね?


先生の髪の毛がくすぐったい……




なんて、思いながらも


顔は緩んでしまう……。




「先生…………」



いつもは見れない先生の寝顔に


愛しさが込み上げてきた。


あたしは、ほぼ


無意識のうちに


先生の髪を優しく撫でていた。




「………弥冬………」