それから、 静かに話始めた校長の話を 今にも泣きそうな顔で 黙って聞いている弥冬。 「付き合ってますね?」 この校長の言葉に 微かにピクッと動いた肩。 ………………わかりやすいな、弥冬。 「別れたくないです……!!!」 さっきまでの泣きそうな顔は どこかに行ってしまったみたいに 真剣な顔で校長に 問いかけている弥冬に、 キュンってした。