「昨日の続き聞いてくれる?」


抱きしめられながらも、あたしは頷いた。
秋斗先輩の匂いに包まれてると思うと思わず顔が熱くなる。


「実は・・・俺も、ずっとずっと美沙ちゃんの事を好きだったんだ。現在進行形でね・・・?」


その言葉が信じられなくて、もう1度確かめる様に聞き返す。


「本当に?信じてもいいですか・・・?」


涙で視界がぼやけながらも秋斗先輩の温もりを感じながら秋斗先輩の腰に手をまわした・・・。


「うん。嘘なんかじゃないから。」

「秋斗先輩・・・大好きです!」


そう言って自分からしたキスは、ちょっぴり涙の味がした。


「美沙ちゃん、これからもずっと部活見に来てね。」

「はい、もちろんです!」


先輩とあたしは今日からカップルになったんだ。
先輩と後輩という関係じゃなくて、恋人同士になれたんだ。

秋斗先輩、
これからも、ずっとずっと大好きです。


end