今撮影してるドラマはもうすぐクランクアップだし、その次のクールは映画だけ。 「撮影が終わったら詳しく話すから、頑張ってきて」 「誰に向かっていってんの?俺だよ、俺」 「はいはい、」 次の仕事かぁ。 ドラマか、それとも映画か……。 撮影はほぼ順調におわって、俺の今日最後のシーンが終わると、急いで楽屋に戻った。 今から少し時間あるから、学校に行って授業受けなきゃいけない。 「あ、綾斗。今日は学校行かなくていいから」 「はい?」