退屈な授業を終え、スタジオに向かうと、すでにリズム隊が練習してた。 「遅かったな、アマネ」 「みんなが早いだけだよー」 「お前の学校みたいに勉強ばっかしてないからな」 「あたしもヨル達と同じ学校行きたいな……」 「親との約束なんだろ?仕方ねぇって」 「わかってるけど、」 バンドをするに当たって親との交渉で、大学までは青嵐を卒業することって決めてある。 あたしもそれなりの学力は備わってるけど、ヨル達の学校みたいに自由な学校がよかった。 勉強するより歌ってたい。