「(何、ウソ言ってるのよ!)」 「(話合わせろ!俺の俳優生命潰す気か!)」 なっ……。 あたしは如月綾斗の俳優生命のための犠牲なの!? 「本当か?」 「えぇ、本当です」 パパと如月綾斗の見つめ合い、というか、睨み合い。 「バレたらどうなるか、わかってるのか?」 「わかってますよ。だから誰一人として言わなかったんです」 「……賢い判断、とは言い難いが、わかってるならそれでいい」 そう言ってパパは部屋を出て行った。 まさか本当に付き合ってると思ったの!?