それからもメールだったり、電話だったり、あたしが香月珠樹の大ファンって知ってる友達からは玉の輿じゃん!とか言われたり、同じ香月珠樹ファンだった友達からは羨ましいと言われたり…とにかくたくさんの連絡がきた。
「ただいま〜」
「珠樹さん!」
「雅ちゃん走らないの」
「それよりて、テレビ!」
「見た?すごいでしょ」
「すごいというかなんというか…」
「これで綾斗は子供とどこかに遊びにいけるでしょ?」
「珠樹さん……」
「ちょっと大騒ぎになり過ぎたけど、あとは綾斗がなんとかしてくれるだろ」
「はい…」
「さて、綾斗が今夜帰ってくるから、ご馳走でも作るか」
あたし、今わかった。
全ては珠樹さんの企みなんだ。



