「そっか」
「ありがとう」
ただ、それだけを伝えて、部屋を出る。
リビングでは麗美ちゃんがソワソワしてて、父さんがなだめていた。
「綾斗…雅ちゃんは…」
「父さん、雅が妊娠した」
「そっか」
「えっ!?」
「ちょっと出てくるから、雅を頼む」
「わかった」
「ちょっと二人とも!!」
「いってくる、」
「綾斗、」
「ん?」
「尻拭いは俺がしてやるから、お前はお前のやりたいようにしなさい」
「ありがとう」
「綾斗!!珠樹さん!!いい加減にしてよね!!」
「麗美ちゃん、」
「な、なによっ!」
「雅を、頼んだよ」
「綾斗……」
ごめんね、麗美ちゃん。



