「赤ちゃんできたっ……」
そう言った雅は、床へと倒れて行く。
「おい、雅っ!?しっかりしろ!!」
「あや…と…ごめんね…ごめんね……」
「ごめんねじゃらねーから!!」
弱々しく俺の服の裾を掴む雅の手を握る。
「綾斗!?雅ちゃん!?」
俺の声を聞きつけて、父さんと麗美ちゃんがやって来る。
「綾斗は部屋に雅ちゃん運んで、麗美ちゃんは氷水の用意をして」
「ああ、」
「はい!」
雅…。
雅をベッドに寝かせ、顔色を見るけど、あまり良くない。
「あや…」
「いるよ」
「ごめんね…」
ごめんねーーその意味。
「嫌なのか?」
「…嫌じゃない…」



