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それからがまた、忙しなく過ぎて行く日々で、手には卒業証書を抱えていた。
最後の制服姿をおさめようと、パパはカメラを離さない。
光は後輩に告られまくり。
「光くんも、雅ちゃんも、もう卒業なのね。子供の成長はくて、ママ、寂しいわ」
「ママ…」
「これからは社会人として、頑張るのよ」
「うん!」
18歳のあたしには、まだまだ無限の可能性があって、無限の道がたくさんある。
この先、どの道を行くのか、それを決めるのはあたしで、その先に待ち受けているのは、幸せだと願っている。
「親父!家族写真撮ろーぜ!」
最後の制服姿で撮った家族写真は、あたしの宝物の一つにしよう。
終わりで始まりは、もうすぐ目の前だ。