第27話〜それぞれの道へ〜



【光】



慌ただしい、とにかく慌ただしい。




年越してからというもの、日本にいるうちにやっておかなきゃいけない仕事があり過ぎて、ドタバタな毎日。




学校は進路が決まった奴は自由登校になってるからいいんだけど。


忙しいから、最後の最後にあった学年末試験は英語以外は赤点スレスレだったけどな。


英語は勉強のかいあって、平均点は取れた!



まあ、学校のことは置いておいて、とにもかくも忙しいのだ。




「光くん!起きて!」

「あっ、」



メイク中にも寝てしまう俺は、相当疲れてるっぽいな。



おかげで年越してから天音とも全然会えてないし、電話しても少ししか話せてない!!