綾斗はすでに起きていて着替えているけど、これがまたスエット姿がまた似合う。



「早く着替えて飯食うぞ。父さんお手製のおせちだぞ」

「それを早く行ってよ!!」

「麗美ちゃんも着てるから、早くな」

「はーい!」



珠樹さんお手製とか、聞いてないし!!

お手伝いしたかったー!!!



麗美さんにも新年の挨拶しなきゃね。



綾斗は、いつも通りで、内心ホッとしてる。


いろんな事思ってるんだろうけど、綾斗だもん、大丈夫なはず。



「雅、」

「ん?」

「今年もよろしくな」

「よろしくお願いします」



見つめあって、にこりと微笑む。



「ほら、行くぞ」

「まって!」



今年一年、また綾斗と幸せな日々が続きますように。