「はい、終了です」



撮影が終わると、控え室へ急ぐ。




今日はこのあと、スタジオで音合わせがあるんだ。



「綾、光くんと友だちになったかなぁ〜…」

「まだ言ってたのかよ…」



控え室まで小走りで行くと、ドアの前に寄りかかってる人がいた。




「ひ、光くん!?」

「天音ちゃん!」

「え?どうしたの!?」

「天音ちゃんに話があって……」

「話? でも時間が……」

「アマネ、時間は気にしなくていいから」

「ヨル〜…」



さすがはヨル。


我がバンドのリーダーだ!