明日が綾斗の誕生日なのに、なぜかあたしが買ってもらってしまって、申し訳ないな…。
「さて、帰りましょうか」
「はーい!」
最後まで綾斗はファンサービスしてたけど、お買い物楽しかった!
「麗美ちゃんいたら、いくら金あっても足りねぇ…」
綾斗がボソっと呟いていたのは、気にしない!
撮影現場に戻ると、なぜかさっきより慌ただしくなっていた。
「急げ!テレビだ!」
「ネットでも騒がれてますよ、これ!」
なにがあったの…?
「何があったんですか!?」
「ああ、大変だよ!海堂さん、君親しい間柄だったよな!?聞いてないのか!?」
「へ?」
「ーー香月珠樹の引退だよ!!」



