次の日、朝からまた点滴して、午後から家に帰ることに。



お迎えは偶然休みだった光が来てくれた。



「ほら、お前の好きなもん買って来たから元気だせよ?」

「ありがとうっ…」



たくさんの果物に、あたしが一番喜ぶだろうと思って買ったらしい香月珠樹の写真集…。



飛び上がりたいくらい、喜びますよ…。




「あと親父から伝言。雅の分の撮影は延ばすって」

「やっぱり…」

「そんな落ち込むなって。親父が悪いんだよ、」

「でも…」

「雅が初めてで、しかもショーがあるっねわかってて、キツいスケジュールなんだから、全部親父のせいだ」

「…………」



光は励ましてくれてるのかな?



パパのせいにしちゃってるけど、でも光の気づかいは嬉しい。