「は……?」
空いた口が塞がらないとは、まさにこの事だろう。
あまりにも、意味不明な現場に出くわした。
「あ、綾斗っ…」
「なんなの、これ?」
「た、助けて…」
ソファーで両膝を抱え、涙目で訴える雅。
ーーと、ソファーの下の絨毯に正座して頭を下げてる雅の父親…。
「か、監督…」
一体なんなんだ?
「お願い!雅ちゃん!」
「やだやだやだ!」
「やだとは言わず!な!?」
「嫌だぁあああ!!」
誰か、状況を説明してくれ…。
「あたし、絶対映画には出ないから!!」
「主演だよ!?しかもパパが監督なんだよ!?」
「それでもやだ!!」
なんなんだよ…。



