「綾っ!」 光くんと話してる綾に話しかけてみるけど、振り向いてはくれない。 もうっ……。 「綾、あーや、あーやーとー」 「んだよ、聞こえてるって、」 「じゃあ返事してよね!」 「はいはい……。んで、何か用?」 「ちょっと話があるの」 「お前、今から撮影だろ?」 「簡単に終わるから!」 そう言ってあたしは綾をスタジオの端へと連れてくる。 「んで、何?」 「綾、光くんと友達になってよ」 「は?」