クリスマスだし、手料理振る舞いたいけど、あたし料理ダメだし、むしろ綾斗の方が美味しいし…。
しかもいつ会えるのかわからないのに、無理だよ…。
結局、街をぶらぶらしても、何もいいものは見つからず、家に帰ってきた。
「あれ、パパ?」
「おや、雅ちゃんじゃないか」
「どうしたの?今日早いね」
「撮影が終わったからね。今夜は打ち上げなのさ、」
「ふーん…」
「ね、雅ちゃ…」
「嫌だからね!」
「そんなぁ…」
最近のパパは、パパの映画に出てって何度もしつこく言ってくる。
あたしが演技なんて無理に決まってるじゃん!
ママと仕事はしたのに、パパと一緒にしてないのが嫌らしい。



