第13話〜綾斗と雅の話①〜



【雅】




夏休みも終わり、クラスメイトは小麦色の肌になっていた。



仕事上、肌をやけないので、あたしは日焼け対策バッチリしてたけど…。




夏休み明けの実力テストは散々な結果に終わり、次の中間考査でも赤点とったら、期末前に補習三昧になるらしいと噂を聞いたのが悩みな今日このごろ。




「…………」




今日も綾斗からの連絡は……なし。




というか、もうかれこれどれくらい前からないんでしょうか…。



あたしは本当に彼女なんでしょか…。



毎日が疑問でなりません。



ああ、何やってんだろ…。



綾斗のバーカ。



連絡くらいしてよね……。