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「いやー。今日はありがと!」
「いえ、こちらこそ、楽しかったです!」
海堂さん…改め麗美さんは、話すとすごく面白い人だった。
小さい頃から如月綾斗のマネージャーしてて、いつも振り回されてたんだって。
「綾斗って回りには素を見せてないけど、本当は横暴だし俺様だし…」
「……ですね」
確かにあの横暴で俺様っぷりは手を焼いちゃうのも頷ける。
「雅ちゃんさ、綾斗のこと好き?」
「…………」
「好きなら好きでもいいのよ、個人的にはね。マネージャーとしてはちゃんと応援できないんだけど」
「…………」
「綾斗にだってちゃんと恋もしてほしいしね」
ーーあたし親代わりみたいなものだから



