「天音ちゃんの幼なじみって…」
「如月綾斗」
「…ですよねぇ〜…」
「………?」
み、やびちゃん?
綾の名前を聞いて項垂れた雅ちゃん。
なにかあったのかな?
「雅、お前さ…」
「あーうん。仕事いくわ…」
「お、おい!?」
これは、綾となんかあったのかな?
部屋に戻っていく雅ちゃんを見て、少し申し訳なくなってしまう。
「光くん…」
「最近あんな調子でさ、こっちも困ってるんだよ」
「そうなんだ…」
「ったく、雅のやつ。心配かけやがって」
光くんって、すごく妹想いなんだよね…。
ちょっと嫉妬しちゃう。
双子の妹に嫉妬だなんて、口が裂けても言えないけど。



