ほんと、さっきまでとは違い、天音を見るとすぐに駆け寄っていく。
こいつ…ほんと、なんなんだよ…。
「光!お茶!」
「はいはい…」
まあ、少しは元気になったみたい。
我が妹ながら、手がかかるやつだ。
「雅ちゃんって、光くんと似てないね」
「二卵性だからかな?でも似てるよねって言われることもあるんだよ!」
「確かに言われてみれば…」
俺と雅は人から見る観点では似てる、似てないで分かれる。
性別が違うから、そこそこ似てない部分もあるけど、よく言われるのは、どっちも綺麗な顔立ちだよねって。
親父は厳つい顔してるけど、母さんはキレイ系な顔立ち。
俺と雅は母さんに似てる。



