第10話〜気持ち?〜



【光】



夏がやってきた。



バカ高でもさらに順位が下な俺は、補習に出ないでいいように、必死でがんばった。



この夏は、遊んで、仕事して!



充実した夏にするんだって、決めてある。



夏休みまであと少し!




「はぁ〜…」




そんな俺のテンションとは裏腹に、双子の妹、雅のテンションは低い。



どーしたんだよ?



「雅ちゃん、どうしたのかしら?」

「さぁ?」



母さんも心配してる。



「みーやーびー!」