純和風の作りの家の敷居をまたぎ、チャイムを鳴らすと、『…どちら様ですか?』とインターホンの声。 「見えてんだろ、さっさと開けろよ」 『…………』 インターホン越しにカメラがあるのを見逃してなかったため、雅が俺に気づいてることがわかる。 それを知ってて、誰かと尋ねたんだ。 「な、何の様なのよ……」 「暑いから、中入れろ」 「ちょっ……!!」 家の中に入ると、冷房が効いてて、すごく気持ちいい。 夏暑いのに、外を歩くのはもうやめよう、そんな事を思ってしまう。