『雅なら、暇してると思うけど?』 「あー……」 あの女ねぇ……。 電話を切って、ふと考える。 「……………」 まぁ、遊び相手にはなるだろ。 口煩い麗美ちゃんもいないし。 俺は着替えると、サイフと携帯だけもって家を出た。 「あちぃ〜…」 梅雨明けして、もう季節は夏。 ほんの少し外を歩くだけで、汗がたれる。 雅の家は、一回しか行ったことないけど、まぁなんとなくの道のりは覚えてるし迷子になることはない。