聖誕記念パーティーってことは、豪華な面々が呼ばれてるわけだから、俺や麗美ちゃんが行くような場所ではないってこと。 それをわかってるからこそ、憂うつになってしまう。 「行きたくないけど、麗美さんの顔に泥を塗るわけにはいかないじゃない!」 「…だな、」 「出席するで、もう出してあるし」 「…………」 行動早いなぁ、母さん。 「とにかく、来週だから!」 「はいはい。仕事もないんだろ?」 「残念ながらね」 母さんは俺が仕事ないのを知ってたな。