言葉では表現し辛いけど、あの感覚。 プロの世界を肌で感じた、あの感覚。 綾斗にも同じ感覚を持った。 「光ー!おーい、光ー!」 「っ…なんだよ?」 「如月綾斗見とれてないで、天音ちゃん見なくていいの?」 「見るっつーの。てか見とれてねぇから」 考え事をしてただけだしー。 「canっと、」 「天音ちゃん、このメイクしてると、高校生には見えないね〜…」 「お前と違ってな」 「ひどっ!!」 「間違ってはないぜ」 「ばかぁ!」