一階に降りると、天音がソファーにすわって雑誌を読んでた。 「天音ちゃんと電話?」 「まぁな」 「天音ちゃん、紹介してよー!」 「えー」 「えーじゃないもん。あたしも天音ちゃんと話したい!!」 「じゃあ、今度な」 俺もソファーに座ると、雅が読んでた雑誌を奪い取る。 「ちょっ!なにするのよ!」 「ふーん。綾斗か……」 「違うから!たまたまそのページ!」 「ん?」 この雑誌って……。 「それ、光も載ってるよ」