さよなら。

12月21日。


「ごめん!クリスマス、夜までどうしてもダメになっちゃって。会うの、夜でいい?」

『…別にいいけど、夜だけとか、どうせごはん食べて寝るだけになるし、だったら約束やめてバイト入れていい?』


カイチの中途半端な約束は時間を決めてくれないからあてにならないし、
はっきり理由を言わない時は大抵なんだかめんどくさい。

クリスマスはそれに便乗してイベントやイルミネーションを楽しみたいだけで深い思い入れもないし、別にどうでもよかったからそう提案した。


「俺から誘ったのにほんとごめん!」

『気にしないで。気にしてないから』


バイトは、わたしの働いてる場所じゃなくて、友達の代わり。

彼氏と過ごしたいのにひとが少なくて休めないと嘆いていた。

空いたから代わってあげられるよ、と伝えるととっても喜んだ。
わたしを気に入ってくれている店長さんも歓迎してくれた。