さよなら。

『…あいつ、誕生日も忘れてた』

「天羽の?」

『そう』

「12月24日の?」

『そう』

「やった!」

『………は?』

「天羽が21歳の誕生日を迎えた瞬間は、俺様のものだったのか!はっはっはっ♪」


当然、誕生日だって、0時ちょうどに電話があった。
わたしが出ても出なくても毎年かかってくる。

たしかに今年はひとりだった。


『わたし、笑えない』

「しかしながら俺は頬がゆるむ。悪いな」