何様?俺様!?王子様!?





「でも、蘭が守ってくれた。

『俺の一愛に手出してんなよ!』って。

あの時は、普通に嬉しかったよ?
あたし愛されてるなぁ…って思ったよ。



けどさ、それは最初だけだった…」





急に黙りこんだ一愛を見ると、





「…一愛……」


「だい、じょうぶ。…大丈夫」





少し震えだしていた___



それでも続ける一愛に

俺は……ただ強く抱きしめながら聞いた。