「あたしが中学生の時、
付き合ってたの………蘭と。
まぁ、付き合ってたとゆうか、
付き合わされてたの………無理矢理、ね」
俺の腕の中でそう話す一愛の顔は見えないが、
きっと……あの顔をしている。
そんな俺の気もしれず続けた…
「アイツ…蘭とは、中学の時出会ったの。
まぁ、あんな顔だしね。モテてたよ。
蘭とは、好きなアーティストが一緒で
仲良くなったの。
それでいつしか好きになってて、
蘭に告白されて付き合った」
……過去の話なのにムカつく。
「…でもさ、それを女子は気に食わなかったんだろうね。あたしいじめられてさ……あ！あの時みたいな感じ。……だから、慣れてるって言ったの」
あの顔をしたとき………か。
ところどころ繋がっていく＿＿＿
