何様?俺様!?王子様!?




「あ、遊威なら今日は……」


「今日は一愛ちゃんに用があってさ!
今ちょっと時間ある?」



あ、あたしに?



あ、でも……





「い、一愛!」
「い、一愛ちゃん!」





星華の方をみようとすると、
あたしを呼ぶ声が重なって聞こえた。




「せ、星華?!……と、瑛斗くんまで?」






星華を見ると、
顔をこれでもかってくらい赤くしてて、


瑛斗くんの方をみると、
こちりも真っ赤に染まっていた。