はじめて

さっきあの変な男に話しかけられてから、美久と猛ダッシュして何とかチャイムが鳴る前に、教室についた。

教室に入ると、まだ真新しい机に可愛らしいピンクのバラが一本ずつおいてあった。
少し気分を良くして、自分の名前が書いてある席につくと、すぐに先生だと思われる女の人が入ってきた。

まだ新任なのだろうか。ほんのり頬を赤く染めながら真新しい黒いスーツに造花を付けていた先生はすごく優しそうに見えた。
そんな事を思っていると、先生は深く息を吸って話し始めた。