「……っ…」
翔馬の姿が視界から見えなくなるまで、あたしは涙を堪えてた。
翔馬を好きになって本当に幸せだったよ。
毎日世界がキレイで眩しくて胸がいっぱいで。
たくさんたくさん、ありがとう。
「……あっ、ヤバ」
ふと目をやった時計の針はお昼をとっくに回っていた。
あゆみ達と打ち上げするんだった!!
「…あたし、ヒドイ顔」
鏡に映る自分の顔は涙でマスカラヨレヨレのそれはもう悲惨な顔で。
ちょっぴり、元気が出た。
まだみんな、教室に居るかな?
よーし!今日は盛り上がろう!
っと。
その前にメイク直ししなくちゃダメだね。笑
あたしはキレイな気持ちで廊下を走り出した――。
