―――…キーンコーンカーンコーン
やっと午前中の授業が終わった。
柄にもなくナイーブになってしまっていた自分が何だか恥ずかしくて授業中はいつにも増してふざけてはしゃぎすぎた。
もう気力も体力も残っておりませぬ。
「珠稀ー、学食行こ」
「…うー」
あゆみの呼ぶ声にノロノロ立ち上がる。
気力も体力も残ってないけど腹は減る。
今日のお昼は何にするかぁ、なんて他愛もない話をしながら別棟にある学食目指して歩く。
「学食とおーい」
「運動運動♪ほれ珠稀頑張れ〜」
「あゆみちゃんおぶってっちょ♪」
あゆみがギロリと睨んできた所で、
「…あ、やば、財布忘れた…」
「えぇぇ!!」
ブレザーのポケットに財布が入って無いことに気が付いた。
「ごめんウチ自分の分しか持って来なかった」
「いーって、あたし財布取ってくるから先行ってて!」
「はいよー!席取っとくよー!」
あゆみに謝って、くるりとさっき歩いてきた道をまた戻る。
