楽しい修学旅行中に、あたしの事を考えてくれていたって事とか。
あたしのためにこんな素敵なブレスレットを選んでくれた事とか。
すごく、すごく嬉しい。
「着けてみて」
「うん!……どう?」
「おぉ!似合う似合う!」
あたしの手首に空の欠片が光ってるみたい。
翔馬の言っていた通りだね。
あたし、すごい幸せ。
また、翔馬から宝物もらっちゃった。
「じゃあ、帰るか」
「…うん」
並んで歩くと月に照らされたあたし達の影も一緒に揺れる。
秋空に浮かぶ三日月を見つめて思っていた。
もう少しだけ、翔馬に恋していたい。
もう少しだけ、翔馬の隣を歩きたい。
あたしと翔馬の“好き”が交わらなくてもいいから。
もう少しだけ……好きでいさせて――
