「えっ…な、なんで!?」
誘ってもらっておいて、何て失礼な返答だろ。
翔馬はまだクスクス笑ってる。
「何でって…毎年二人で行ってんじゃん」
…また、泣きそうになった。
そんな事言われたら、あたしバカだから期待しちゃうよ?
来年も再来年もまた…って思っちゃうよ?
「い、いーの?」
ねぇ、ほんとにいいの?
「当たり前だろ?…あの花火は珠稀と行くからいいんじゃん」
あたしは必死に涙を堪える。
翔馬が好きで好きでどうしようもなくなる。
目の前の翔馬は、いつか見たあの優しい顔じゃないけどあたしの大好きな笑顔で笑ってる。
…それでもいい。悲しいくらいに嬉しくて堪らなかった。
