「翔馬!!」
いつぶりに話すだろうってくらいあたしと翔馬は会わなかった。
今日こんな風に声をかけられたのは翔馬の隣に"あの彼女"が居なかったからであたしは少なからず良かったって思っちゃった。
「…この前はごめんね」
翔馬の顔を見たら心のつっかえが消えて素直に口が動いてくれた。
話、聞かなくてごめんね。
メッセージ、返せなくてごめんね。
一方的に怒ってごめんね。
翔馬が一人で良かったって思って、ごめんね。
色々なごめんで困惑しているあたしの髪を翔馬はそっと撫でた。
「…俺の方こそ、ごめん」
…泣きそうになる。
翔馬は全然悪くないのにどうして謝るの?
胸がぎゅーって苦しくなった。
