『高校生活最初の夏休みなので、ハメを外しすぎないように、以上〜』
担任の"夏休み注意事項"を聞いて、みんなが一斉に席を立つ。
あぁ、ついに待ちわびた夏休みが始まる!!
「じゃ、また後で連絡とろ〜」
「ほーい!じゃねっ!」
「よい夏休みを〜」
校門であゆみ達と別れてひとり歩き出した。
何だかんだ、この高校を選んで良かった。なんて夏空を見ながら思う。
「……あ」
ふと夏空にも、キラキラの太陽にも、負けてないただひとりの人の背中を見つけた。
見つけてしまった。
声をかけようか、一瞬躊躇してしまったけど無意識にあたしの足はその背中に近付く。
