「帰り、駅前でお茶して帰ろ〜」
「おっ、いーね!」
炎天下の下に居たあたしとあゆみの身体はすっかり日に照らされて真っ赤で。
「うっわ、こんな焼けてるしぃー」
美白大好き人間のあゆみはその腕を見て絶句して。
「…暑〜」
陽炎で満ちている街並みはどこまでも暑くて。
「甘いモノ食べたぁーい」
それでも、こんな爽やかな気持ちであたしは歩いていて。
16年分の想いを誰かに伝えて。
それをちゃんと聞いてもらって。
昨日までの景色もすごくキレイに見えていたのに、不思議。
今日の方がずっとずっとキレイだ。
まるで、新しい世界のよう。
「ケーキバイキング行こ〜」
「いぇーい!!」
だからあゆみには感謝してる。
あゆみさん、今日はご馳走させていただきますね。
