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あれから、あたしたち女子バスケチームは惨敗でそれはもうひどい結果となった。


それでも女子も男子もみんな一丸となって全力で応援しあって、閉会式後にはぎこちなさは消えていて。


あれはあれで忘れられない球技大会となった。




「球技大会が終わればすぐテストかぁ」

「高校生は大変よね〜」




お昼。

騒がしい教室で珍しくお弁当を広げるあたしとあゆみはため息をつく。




「あたし、数学無理だわ…」

「ウチも…てか英語もやばい」




二人してまた、ため息をこぼす。


見上げた空もすっかり梅雨色に変わり、まるであたし達の心情を表しているかのようだった。




翔馬は今、何してるかな



灰色の空をぼんやり見つめて翔馬の事を想った――。