翔馬のお宅からお裾分けされたメロンもいよいよ半分食べきってしまった頃。
ついに球技大会の日がやってきてしまった。
「はぁーあ、やだなぁ」
学校に向かう足取りは重たい。
けどブーブー言いながら何とか歩いているのは、
「珠稀のクラスが試合ん時応援行こっか?」
隣を歩く翔馬のおかげです。
「いい。ぜっったい来ないでよね!」
あたしの必死な形相に翔馬は吹き出して笑う。
よりによって女子はバスケなんて…。球技の中で一番苦手なのに…。
「翔馬はいいよね〜、運動全般得意でしょ?」
確か男子は校庭でサッカーだったっけ。
そんでもって翔馬は中学時代は陸上部の部長だったし、体育の成績"だけは"飛び抜けていつも良かった。
「まぁな♪」
「うらやましぃぃい」
あ、でも陸上以外の競技やってる翔馬初めて見れるんだ…。
よっし。球技大会はもっのすごくイヤだけどそれだけを心の支えとして頑張りますか。
