「じゃ、また明日ねぇ!」
「ばいばーい」
掃除か終わり、手早く荷物をまとめて教室を後にする。
校門を出てすぐに電車組のあゆみと別れてからブレザーに入ってるスマホを見た。
なんか、バイブ鳴ってたような気がするんだよね。
指でスライドしてロックを解除するとそこにはメッセージありと表示されていた。
「…誰だろ」
【(翔馬)俺ん家寄れる?】
「…は?」
いやいや、なんでよ。
確かに家は歩いて10秒くらいに近いけどさ。
「…なんの用だろ」
とか言いながら何だかんだ翔馬からの呼び出しは嬉しいワケで。
家路に着く足取りもいつもより早足で。
恋は盲目ってきっとこうゆう人間(今のあたし)の事を言うんだろうな。笑