「お待たせしました」

「…はい!」




やばーい。ウチ今ナカジマ君の隣を歩いちゃってますよ!


気を付けないと鼻息荒くなる…。笑


んん?て、ゆうか…。




「その制服…西高ですか?」

「うん。西高の3年生です」




うっそーん。ウチの高校と近いじゃん!

そして、頭いいじゃん!!


そうかそうかぁ。西高なんだぁ。…ん?




「…3年、生なんですか?」

「一応。でもよく中学生みたいって言われちゃうんですよ」




ハハハッて笑うナカジマ君。とっても可愛いんだけど、童顔すぎぃー!




「ホントですよー。ウチは高1で、西高の近くの――…」




それでも、昨日まで知らなかった"キミ"をたくさん知れてとっても嬉しいです。


今日の星空はいつもよりも何百倍もキレイに見える気がしてる。



この空を、一生忘れない。

ナカジマ君の隣を歩きながら、強く思った。