Like≠Love





なになになに??

この展開なに!?少女漫画!?




「俺もお気に入りで使ってるんです!」




そう言うとズボンのポケットからウチのスケジュール帳と色違いの紺色の手帳を見せられた。



え、どどどどうすればいいの!?

あら、運命ですね。とか言っちゃうべきなの!?




「…そう、ですか」




ノーーンッ!素っ気ない女だと思われた!?



考えても頭の中は散らかるばかりで。

意を決して深く深く空気を吸い込んだ。


ええーい、このキセキが何のキセキか分からないけどそれに賭けてみます!




「あ、あのウチ!ずっと前からアナタの事が気になってました。よかったら……お友達になってくれませんか…?」

「…俺も、おんなじ事思ってました」




目の前で照れたように微笑むナカジマ君。


きゃぁぁぁ!!え、ちょっとやばくない!?まさかウチら両想い!?