トホホ…。
暖かいコンビニを出ると冷たい風がびゅーびゅー体に当たってくる。今のウチにぴったりじゃん。
「…スッピン見せちゃったぁ」
そんな事よりもこっちのがショック…。
おとといおでこにニキビ出来ちゃったのまだ治ってないのにぃ〜。涙
マフラーをいっそうキツく巻いてとぼとぼ歩き出した。
「――あのっ!!」
ふいに後ろから聞こえて来た声にビックリして振り返った。
えええぇ!何でナカジマ君がウチの後ろに立ってるのー!?
「…その手帳、すっごく使いやすいですよね!」
「……は、い?」
あまりの衝撃に気の利いた言葉も返せない。
